June 03, 2006

☆イギリスの交通事情☆

 イギリスの交通事情は、日本のそれとは色々な面で大きく異なり、慣れるまで少々戸惑う場面に多々出会います。しかしイギリスの空港に到着して、すぐに直面するのがこの中々手強い交通手段の問題なのです。なので今回はイギリスの交通事情、主にロンドン内のものについて簡単に紹介したいと思います。

 イギリス各地に空港はいくつかありますが、殆どのアジア路線の飛行機はロンドン・ヒースロー空港に到着します。ヒースローから各地への交通手段は、電車とコーチと呼ばれる長距離バスが主流です。電車の場合、目的地がロンドンであれ地方であれ、一度はセントラル・ロンドンに出なければいけません。電車は、ロンドン・エクスプレスと、各駅停車の地下鉄との2種類があり、エクスプレスは割高ですが15分、地下鉄は安いのですが1~2時間程かかります。地方へ行く場合は、セントラル・ロンドンに出てからさらに電車を乗り換えて目的地まで行くとコストも重ばるので、コーチを利用する人も多いようです。

 ロンドンでの交通手段は主に地下鉄(チューブ)とバスとタクシーとの3種類がありますが、特に前者2つはロンドナー(ロンドン住人)には欠かせない足となっています。今年の夏にあった悲惨なテロの対象になったこの2つですが、タクシーとの値段の格差が非常に大きい事もあり、やはり未だにロンドンの主流交通手段とされています。

 地下鉄は路線もシンプルでとても分かりやすく、値段も年々上昇傾向にありますが、1日フリーパスや回数券など、コストをやや低めに抑えられる手もあります。この地下鉄なのですが、注意しなければいけない部分が、乗る前に乗る路線が通常通りに運行しているかを確認しなければいけない所です。日本ではあまりない(というか信じられない)事なのですが、路線によってはある一定期間停まらない駅があったり、またはまったくその路線が動いていない、最悪の場合駅に行ったら閉まっているなんていう場面に遭遇する事も、ロンドンに住んだり、頻繁に遊びに行ったら必ず1回はあるはずです。あと、電車がいきなり停まって数分動かなかったり、車内の電気が急に消えてまた点いたり等も、ロンドナーは、「またか…」といった感じです。こういった感じの地下鉄なので、もし学校や仕事に駅が閉まっていた等の事情で遅れても理解してくれる場合が多いです。(ですが試験などの大事な時はそうもいかないので、皆事前に確認したり、かなり余裕をもって家を出たりします。)

 ロンドンのバスはセントラル・ロンドン内なら何処までも一律で、値段も地下鉄の約3分の1程度とお得な上に24時間走っているので、学生の間では地下鉄より人気のある交通手段です。あの有名な赤い2階建てバス(ダブル・デッカー)は後ろに乗り降り口があり、運賃は回って来る車掌さんに払います。この乗り降り口、ドアが無いのでバス停でなくても赤信号で停まっていたりしたら乗り降り可能ですが、ドアがない為結構事故も多いようです。運転席から後ろはあまり見えない構造なので、発進の際は車掌がベルで運転手に伝える連携プレイなのですが、たまに上手く行かない事もあるようなので乗り降りの際には特に気を付けて下さい。降りたい時は、日本のバスにあるようなボタンではなく、車内の壁に張られている紐をひっぱってベルを鳴らし知らせます。知らなかった私は最初は大変でした。

 さて、ロンドンから地方へのアクセスですが、まず目的地への電車が出ている駅を調べます(http://www.nationalrail.co.uk/index.html)。この時に出発・到着時刻、乗り換え有無の情報等も見られますが、毎回、当日駅に着いたら必ず確認する事を強くお薦めします。個人的に、私も何度も直前に変更があったり、乗換駅が変わっていたり、最悪の場合は電車がキャンセルになった経験があります。出発・到着時刻が遅れたりするのは、日常茶飯事です。最近は、事前に確認して、駅員に確認して、更に出発時刻寸前に電光掲示板を見て確認して乗り、中に既に乗っている人に聞いたら違う電車だった事がありました。出発時刻3分前にプラットホームが変わり、掲示板の変更がそれに追いついていなかった為に起きた事だったと後から分かりました。ここまで酷いのは稀ですが、念のために確認しておくと間違いないので安心です。乗り降りは、最近は自動ドアが増えてきましたが、まだ手動のものが多いのでご注意。ドアの外にはハンドルがありますが、内側にはありません。降りる時は、ドアの窓を下に引いて空けてから、腕を出して外から空けます。自動ドアの場合も、開くのボタンを押さないと開かないドアもあるので知っておくと便利です。それに加えて、もし自分のチケットが自由席の場合は、座席の背もたれの上に白い紙がささっている席は指定席なので出来るだけ避けた方が後から動かなくて済みます。目的地によっては込み合う時も多いので、長時間の旅の時は席を指定しておくと便利です。(大概無料です。)あと学生は、チケットを買う前に駅で Student Railway Cardに加入しておくと30%の割引になるのでかなりお得です。加入時に20ポンド(2005年現在)かかりますが、1年間有効なので、2,3回電車に乗れば元はとれます。

 イギリスの交通事情は、見ても分かるようにあまりいい評判は聞きません。なので、事前に確認する事がスムーズな移動、旅の秘訣になります。日本の感覚ではびっくりするような事が多いのですが、それもまた留学に付き物の「異文化体験」の一つです。

Author: DiscoveryI | 2006年06月03日 17:51

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