March 22, 2007

☆専攻 - 開発学☆

 前回までは、学業面について全体的に触れて来ましたが、今回は、学部の一例として私の専攻している開発学についてご紹介したいと思います。
 イギリスの大学では2つの専攻を組み合わせることが出来ると前にも触れたように、私の学部も組み合わせが可能です。私の在学しているUniversity of East Anglia(UEA)では、開発学はスペイン語、イタリア語などの語学と組み合わせることが出来ます(他大学では地理、政治や、主流言語ではないスワヒリ語やヒンドゥー語等との組み合わせも可能だと聞きました)。

 開発学とは、発展途上国をいろいろな角度から見つめ、専門的、且つ総括的にその国の社会、経済、政治などの問題を改善する事を大きな目標とする学問です。日本の大学にはあまり普及していない学部で、イギリスでも新しい学問の中の一つとして見られています。
 他の学部と異なる点は、開発学で学ぶ範囲の広さだと言えるでしょう。国について学ぶのであれば、政治面だけ、経済面だけ、社会面、環境面など一つだけを見てしまっては偏った形しか見えてきません。すべての角度、さらにはその国の国際関係なども見た上で初めて発展途上の国々の状況を理解し始めることが出来るのです。ですから、開発学は、開発という科目が独立してあるのではなく、色々な学問を総合して成り立っていると言えるでしょう。

 UEAの開発学部では、一年の一学期に開発学の入門とコンピューターのクラス、二学期から選択が始まり、経済、社会、環境の中から2つを選んで、それに加えてコンピューターでの統計のクラスがありました(統計はSPSSというソフトを使って行われ、開発学に限らず、その他様々な大学・学部でも必須として教えられるそうです)。2学期に選択した2つの科目は2年生の終わりまで、学期ごとに経済1,2,3と区別され、1年半に渡って学びます。私は経済と社会を選択しました。例えを挙げると、社会学では1に全体的な事、2に人類学、そして3で政治をしました。経済では、1で入門、2でマクロ、3でマイクロ経済を学びました。もちろん、社会学や経済学専攻の学部と比べると内容はどうしても浅くなってしまいますが、開発学は他分野からの知識を必要とするので両方することに重要性があります。
 2年生では、1年時に選んだ2つに加えてもう一つ、地域科目というものを取ります。地域科目には南アメリカ、中央アジア、中東・北アフリカ、東(南)アジア、サハラアフリカがあり、その中からの選択で私は東アジアを選択しました。
 3年目は、最後の年なので卒論があります。1学期目の3科目中2科目が卒論扱いになるので、卒論の出来次第で最終的な結果にかなりの影響を及ぼします。1学期目は、イギリスに残って卒論に加えて1科目授業を取るか、または発展途上国の大学に1学期間交換留学、もしくは発展途上国でウォーク・エクスペリエンスを最低8週間するかの選択になります。私の学部は卒論提出が1月終わりと他に比べて早めでしたが、学年のほぼ半分は発展途上国に行くことを選んでいました。

 簡単にですが、私の学部の説明をしてみました。経営学などでも、在学中に単位を取る科目として海外インターンシップ(3ヶ月~1年)などでイギリス国外に出る科目は多々あります。専攻や大学を選ぶときに、色々と組み合わせたり、どういった科目がそれぞれの大学にあるのかなども参考にしてはいかがでしょうか。

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Author: DiscoveryI | 13:51 | Track Back (0)