☆☆☆ 情報ブログ『Letter from UK』について ☆☆☆
現在、イギリスの大学に留学中のKokubaさんがつづる、イギリス留学情報満載のブログです!Kokubaさんは、高校2年生のときに沖縄から単身イギリスへ留学。高校留学を経て、イギリスの大学へ進学。現在渡英6年目のベテラン(?笑)留学生です!これからイギリス留学を目指す方のお役に立てればと、情報ブログにご協力いただきました。Kokubaさんありがとうございます。それでは、イギリスからの生の情報をご覧下さい!
August 30, 2007
☆Society☆
※久々の更新となります。今回、第10回目をもって、Kokubaさんからの「イギリス大学情報」ブログは終了となります。Kokubaさん、いろいろと貴重な情報本当にありがとうございました。
それでは、最終回「Society」をご覧ください。
今回は学業面から少し離れて、イギリスの大学で経験できる生活面に触れたいと思います。
Societyとは、日本で言うサークルと似たようなものです。日本でもそうであるように、大学に認可される範囲では、ありとあらゆる種類のソサーエティーがあります。一般的に見られるスポーツ系や、学部系のソサーエティーはもちろん、え?と思うような意外なものまで、様々です。私の大学は、比較的留学生が多いこともあり、ラテン、アフリカ、中国、メキシコ、ギリシャ・キプロス、カリビアン等の国別、地域別のソサーエティーがあり、その国や地域に興味がある学生には、イギリスにいながらさらに他の文化も知ることが出来る絶好のチャンスです。
私が意外だと思ったソサーエティーの例を挙げると、まず、安いもの・タダの物を探すソサーエティー、オープンなイギリスならではのゲイソサーエティー、そして中世の戦いを再現するソサーエティー(日本でいうチャンバラごっこのような感じです)です。最後に挙げたソサーエティーは、コスチュームや盾や剣の武器のイミテーションもかなり本格的で、週に1回程度メンバーで集まって戦うのですが、私がこのソサーエティーの存在を始めて知ったのは、以前住んでいた寮の中庭で戦闘の練習をしているのを見たときでした。朝起きて、窓を開け、鎧を着て盾と剣を持った人たちが戦っている風景が目に飛び込んできたときは、何事なのかまだ夢の中なのかとびっくりしたのを覚えています。
それぞれの大学の特徴によってソサーエティーの種類も変わってくるので、入学後に行われるソサーエティー・フェアには是非行って何があるのか見てみて下さい。もしいいソサーエティーの案を思いついて、それが大学にまだ無く、大学のポリシーと合っていれば、自分で新しいソサーエティーを立ち上げることももちろん可能です。私は大学2年の時に、友人数名となぜこの大学には日本のソサーエティーが無いのかという話から、無いなら作ろうと言う事になり、文化紹介・交流を目的としたJapan・Societyを立ち上げました。創立から1年たった今、80人ほどまでメンバーが増え、そのうち日本人は少数派です。日本に興味を持った学生が多くいることに気付き、大変驚きました。
ソサーエティーに参加して活動する事も、自分で立ち上げてソサーエティーを管理・運営して行く事も大変勉強になり貴重な経験だと思います。ソサーエティーは、イギリスで学問の知識以外の何かを得ることの出来る機会を提供してくれる貴重な場所です。
Author: DiscoveryI | 13:55 | Track Back (0)
March 22, 2007
☆専攻 - 開発学☆
前回までは、学業面について全体的に触れて来ましたが、今回は、学部の一例として私の専攻している開発学についてご紹介したいと思います。
イギリスの大学では2つの専攻を組み合わせることが出来ると前にも触れたように、私の学部も組み合わせが可能です。私の在学しているUniversity of East Anglia(UEA)では、開発学はスペイン語、イタリア語などの語学と組み合わせることが出来ます(他大学では地理、政治や、主流言語ではないスワヒリ語やヒンドゥー語等との組み合わせも可能だと聞きました)。
開発学とは、発展途上国をいろいろな角度から見つめ、専門的、且つ総括的にその国の社会、経済、政治などの問題を改善する事を大きな目標とする学問です。日本の大学にはあまり普及していない学部で、イギリスでも新しい学問の中の一つとして見られています。
他の学部と異なる点は、開発学で学ぶ範囲の広さだと言えるでしょう。国について学ぶのであれば、政治面だけ、経済面だけ、社会面、環境面など一つだけを見てしまっては偏った形しか見えてきません。すべての角度、さらにはその国の国際関係なども見た上で初めて発展途上の国々の状況を理解し始めることが出来るのです。ですから、開発学は、開発という科目が独立してあるのではなく、色々な学問を総合して成り立っていると言えるでしょう。
UEAの開発学部では、一年の一学期に開発学の入門とコンピューターのクラス、二学期から選択が始まり、経済、社会、環境の中から2つを選んで、それに加えてコンピューターでの統計のクラスがありました(統計はSPSSというソフトを使って行われ、開発学に限らず、その他様々な大学・学部でも必須として教えられるそうです)。2学期に選択した2つの科目は2年生の終わりまで、学期ごとに経済1,2,3と区別され、1年半に渡って学びます。私は経済と社会を選択しました。例えを挙げると、社会学では1に全体的な事、2に人類学、そして3で政治をしました。経済では、1で入門、2でマクロ、3でマイクロ経済を学びました。もちろん、社会学や経済学専攻の学部と比べると内容はどうしても浅くなってしまいますが、開発学は他分野からの知識を必要とするので両方することに重要性があります。
2年生では、1年時に選んだ2つに加えてもう一つ、地域科目というものを取ります。地域科目には南アメリカ、中央アジア、中東・北アフリカ、東(南)アジア、サハラアフリカがあり、その中からの選択で私は東アジアを選択しました。
3年目は、最後の年なので卒論があります。1学期目の3科目中2科目が卒論扱いになるので、卒論の出来次第で最終的な結果にかなりの影響を及ぼします。1学期目は、イギリスに残って卒論に加えて1科目授業を取るか、または発展途上国の大学に1学期間交換留学、もしくは発展途上国でウォーク・エクスペリエンスを最低8週間するかの選択になります。私の学部は卒論提出が1月終わりと他に比べて早めでしたが、学年のほぼ半分は発展途上国に行くことを選んでいました。
簡単にですが、私の学部の説明をしてみました。経営学などでも、在学中に単位を取る科目として海外インターンシップ(3ヶ月~1年)などでイギリス国外に出る科目は多々あります。専攻や大学を選ぶときに、色々と組み合わせたり、どういった科目がそれぞれの大学にあるのかなども参考にしてはいかがでしょうか。
Author: DiscoveryI | 13:51 | Track Back (0)
January 11, 2007
☆試験☆
こんにちは。イギリスはこの頃凍えるように寒いかと思えば急に暖かくなったり、なかなか予測のつかない天気の毎日です。
さて、前回に続き、今回も大学の学業面、特に試験について話したいと思います。
前回でも少し触れたように、イギリスの1学年(Academic year)は、1・2学期に授業があり、3学期は試験のみの学期という風に分けられています。中間と期末には分けず、まとめて一年の最後に行われます。これはどの大学にも限らず全国共通です。試験の数、スタイルなどはもちろん大学や専攻によって変化します。
各ユニットの成績の決め方には主に3種類のタイプがあります。1)提出物のみ、2)試験のみ、3)試験と提出物の組み合わせ と分けられます。提出物のみのユニットはもちろん試験はありません。試験があるのは2と3のタイプで、3の組み合わせの対比は、試験と提出物50%:50%だったり、70%:30%だったりと色々です。
では、今度は試験の内容について簡単に説明しましょう(私の大学を参考にしますが、他大学も基本は同じだと思います。)。
文系の場合は、論文スタイルの試験が基本です。試験問題は10程の論文課題から成っていて、その中から決められた数(2から3が一般)の課題を選択して時間内に書きます。私の場合は、10のタイトルから3つを選んで3時間以内に書くという形の試験です。理系や経営・経済・会計などは論文スタイルの他に数学的な試験も加わると思われます。
3つの回答はぞれぞれ別々に、そのユニットの講師ともう一人別の講師によって2回採点され、3つを合わせた平均が点数となります。10の選択肢は、そのユニットで学んだ事を全体的にカバーしていて、その中から3つを選ぶわけですから、講師もよくそうアドバイスしますが、10タイトル全部に答えられるように備えるのは非常に難しいので、5タイトル程答えられるように試験勉強をするのが一番効率が良いかと思われます。明らかに大切な分野や、また自分が興味がある点などを重点的にやるようにアドバイスされました。それに加えて、過去数年の試験問題を見て、出題傾向をチェックすることによってどういった形で出題されるのか、またそのユニットの重要な分野はどこなのかが自然と分かってくると思います。ですが、講義中に講師がユニットの重要な分野を説明することが多いので、講義にしっかり出ることがなによりも一番の試験対策と言えるでしょう。
試験では、たくさん書くことは要求されません。大切なのは、自分がいかにその科目・分野を理解しているかを証明することです。ですから、短くても要点を抑えている方が、長くてもあまり要領を得ていない回答より点数がいいそうです。また、3つの回答の平均が点数になるので、当たり前なのですが、3つ全部に答えることが大切です。例えば、2つの問題に対して集中的に勉強し、いかに良い回答をして両方80%取ったとしても、3個目が0%になるので全体では53%前後にしかなりません。それよりは、集中的にではなく、万遍無く準備しておいて3つ答えてそれぞれ60%を取ったほうが最終的な点数はいいと言うことです。
もちろん試験はいい点数を取ることだけが目的ではありません。それへの準備をすることによって自分の知識を深めていくことが何よりも大切なのだと思います。ですが、せっかく勉強したのですから、それが点数に反映されればそれに越したことはありません。効率よい、イギリスの試験にあった準備方法を知っておくことはとても大切ですね。
Author: DiscoveryI | 17:31 | Track Back (2)
